名古屋市南区 はざま医院 医療のエラー防止に一丸で

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著書のご紹介(目次)

最近の私の著書をご紹介します。開業してからのものです。出版社の許可を得て、全文をご紹介できるものもございますので、ご笑覧いただければ幸いです。

年齢や、年数などは、執筆当時時点となりますので、ご注意ください。

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朝日新聞朝刊 「声」 2001年1月26日 
(読者投書欄)

医療のエラー防止に一丸で

開業医 伊藤伸介(44歳)

わたしたち医師が,開業などによって病院から離れ一人で勉強を開始する場合,寂しいと言うより他の医師との情報交換をしなくなるため,情報の理解に対してバランスを失って行くのではないかと言う不安を感じる.不安を解消するためには,学会や地域の勉強会に参加して意見交換をするなどの方法があるが,わたしは足を運ばなくても診療所に居ながら学習できる方法としてEBMやメーリングリストを活用している.

EBMを実践するにしても,文献の解釈ひとつとっても一人では気が付かないバイアスなどがわんさとあるので,仲間と定期的に検討会を設けて行うのがそれに気付く大切な機会となっている(わたしの場合,愛知県臨床疫学研究会).定期的な検討会を通して,ゆがみかけるバランスを修正し一人でEBMを実践する場合に備えている.
医学系学会が主催するメーリングリストでは(わたしの場合,家庭医療学会や外来小児科学会),医学的疑問だけではなく診療所運営上の悩みや時事問題などを他の大勢の医師と共有でき,ときに意見交換することによって,個人で悩んでいるだけでは解決できない問題について対応できる.

なんだかんだと言ってわたしは可也の場合,複数の人と勉強の機会を共にしているようである.ただ大勢と一緒に勉強していると言っても,ある場所に同時に会すると言うことではない.EBMは殆ど一人で診療所の中で実践しており,検討会を月1回行い行動修正しているだけである.またメーリングリストでは診療所のパソコンのある場所そのもので学習が完結して行く.

医師は様々な境遇の下で一人で勉強する環境へと旅立って行く.その中でバランスを失わないようにするために一人一人自分に合った工夫を凝らすことになろう.誰でも同じようにすれば同じ結果が得られるマニュアル学習法はないのだけれど,今は仲間がいなくても,あるいは勉強会に参加するには恵まれない場所に住まおうともEBMを実践する(年に一回はワークショップに参加しましょう),メーリングリストを活用するなどによってバランスを失わないようにしながら生涯学習を続ければ,1人で勉強していても決してい寂しくないのではないだろうか.

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