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EBMを用いた臨床疑問の解決
 ここでは,EBMを用いて私が日常臨床から生じる疑問を,どのように解決しているかをご紹介いたします.EBMとはEvidence-based medicineの略です.日本語では「科学的根拠基づく医療」と訳されています.Sackett DLによれば「個々の患者の医療判断の決定に,最新最善の根拠を良心的かつ明確に,思慮深く利用すること」と定義されています.       引用文献:Sackett DL et al. Evidence based medicine: what it is and what it isn't. BMJ 1996;3 12:71-72.
気軽にEBMをやってみよう
EBMを行った事例集
コントロール不良な気管支喘息へのザフィルルカスト(アコレート)の追加は有効か
異型狭心症でカルシウム拮抗剤の中止は可能か
糖尿病の診断にブドウ糖負荷テストは必要か
小児のインフルエンザ患者に抗生物質を併用するか
2cm以下の早期肺ガンに縦隔リンパ節廓清は必要か
水痘症の姉に接触した10ヶ月の弟に有効な予防法はないのだろうか
高齢者の風邪予防にどんなうがいが有効なのだろうか
番外1 第9回EBMワークショップ 名古屋 準備奮闘記
番外2 (翻訳) 臨床経験は医学知識を最新化をしないことの埋め合わせになるだろうか?
番外3 小児外来診療における抗菌薬適正使用のためのワーキンググループによるガイドライン
番外4 愛知県臨床疫学研究会テレビ会議過去歴
EBMに関連するサイト
Entrez PubMed    アメリカ国立医学図書館での文献検索用サイト.英文以外の言語の主要ジャーナルも検索可能.使い方は下記の慈恵会医科大学学術情報センターを参照に !
UpToDate    米国の主要医学学会が共同制作しているエビデンス ベースドに厳密に編集された電子媒体教科書.CD-ROM版で年に3回改定.以前は手作業でエビデンス探しをしてEBMを行っていたが,UpToDateがあればそれで足りてしまうことが殆どです
Clinical Evidence    英国医師会出版部門作成の治療に関連したエビデンス集.効果と害についてバランスよく記載されています.日本語版もあります
The Cochrane Library 同じく英国で立ち上げられた治療に関するエビデンス集.Clinical Evidenceと違い徹底的(網羅的)にエビデンスが収集されている.またSystematic Reviewのエビデンスレベルは極めて高い
慈恵会医科大学学術情報センター    PubMedの使用法について,分かりやすく解説されています.PubMedにチャレンジされる方は必見とか
帝京大学EBMセンター     上述のコクランライブラリーの概要および使い方について詳しく記載されています
医学雑誌
British Medical Journal イギリス医師会雑誌のホームページ.優れた論文が採用され,なんと言っても全ての論文が無料でダウンロードできます.British Medical Journalのように論文が無料で配信できように,厚生労働省が予算を日本の学術団体に与えて欲しいものです.「この論文が与えた新しい知見」と言うまとめが論文の最後に載り,紙面のヴォリュームも適切で,わたしには大変親しみやすい雑誌です
JAMA こちらはアメリカ医師会雑誌になります.British Medical Journal には悪いのですが,さらに優れた論文が採用されています
New England of Medicine ”England”がついていても”New England”でアメリカの医学雑誌です.活字が細かいのがちょっと困りますが,JAMA同様大変レベルの高い論文が採用され,いつも大変お世話になっています.日本語版もあります
The Lancet またイギリスの医学雑誌です.世界の質の高い医学研究はこれら4つの医学雑誌に集約されて発表されている感が強いです.The Lancetの特徴は疫学的研究がやや多いような気がしています
ACP Journal Club 上記4雑誌は,研究そのものが発表されるものですが(これを1次 媒体と言います),ACP Journal Clubは質の高い臨床論文を選び出しさらに吟味したものです.分かりやすく1論文を1ページにまとめ,さらにコメンテーターのコメントがついています.こんな具合のものです